過酷な労働から解放される、簡単な方法
お金とはよくできているもので、支出と収入のエネルギーが同じになるようにできています。
人を苦しませるようにお金を使うと
→苦しみながら働いてお金を稼ぐことになる
人を楽しませるようにお金を使うと
→楽しみながら働いてお金を稼ぐことになる
こんなふうに支出時に生じさせたエネルギーと同等のエネルギーが収入時に含まれることになり、まるでブーメランのように返ってくるんですよね。
今仕事でたいへんな思いをされている方は、自分自身の支出に関して振り返ってみてください。
人を苦しませるようにお金を使っていませんか?
買い物するときに店員に無茶な要求をしたり、外食するときにウエイトレスさんを困らせるようなことを言ったり、そんなことをしていませんか?
もし少しでも心当たりがあるなら、その支出時の行為が苦しみのエネルギーを生じさせ、そのエネルギーが収入時に含まれてあなたのもとに返ってきています。
世の中には「仕事が楽しくて楽しくてたまらない!」という人もいますし、「仕事がラクで暇なのに年収は1億超えている」という人もいます。そういう人は、お金の“使い方”が天才的なんですね。稼ぎ方もうまいのですが、それ以前に使い方が天才的なのです。
彼らはお金を使うときに「どういうふうに使えば良いエネルギーが生じるのか」と意識しています。それをほぼ無意識的にできている天才タイプもいますし、誰かから教わって明確に意識している人もいます。そのため、傲慢な態度はとりません。
例えば、店員さんに何かお願いするときには礼儀正しく、笑顔で、冗談なんかをまじえながらお願いします。そうすることで相手の店員さんが楽しく働くことができ、結果として人を楽しませるようにお金を使ったことになると心得ているのです。
もちろん、その支出時の楽しさのエネルギーが収入に含まれて返ってくることも実感でつかんでいます。そのため、彼らはお金を使うたびに人生がますます楽しくなる予感を得て、幸せな気分になっています。そうしてお金を使うことも稼ぐことも両方楽しくなっているのが本物の経済的成功者です。
このお話のポイントは、支出が先である点ですよ。
人生の呼吸はオギャーと「吐く」で始まりますから、それと同じように順序として「支出」が先です。そのため、支出の質をコントロールすることで収入の質をコントロールすることができるのです。
今苦しみながら労働している人は、人を楽しませるようにお金を使うといいでしょう。お金を使うときに、「この使い方は誰かを楽しませているかな?喜ばせているかな?」と考えてみるようにするのです。そして、お金の使い先の相手を楽しませるように、喜ばせるように、色々と工夫しながらお金を使ってみてください。そうすれば、徐々に労働が楽しくなるか、楽しみながら働ける仕事に自然とシフトしていくか、どちらにしても楽しみながらお金を稼げるようになりますよ。
「過酷な労働から解放されたい……」
「好きなことを仕事にして生き生きと働きたい!」
そう願う人の多くが直接的に稼ぎ方を変えようとしますが、それよりも支出のしかたを変えて間接的に稼ぎ方が変わっていくほうがやりやすいでしょう。
SENA