不思議と癒されるお話 ~消えてしまいたくなったら…~
苦しくてたまらなくなったら…
ボロボロに傷ついて消えてしまいたくなったら…
自分が映画の主人公になった想像をしてみましょう。
どこかの映画館で
あなたの人生が上映されている想像をしてみるのです。
あなたはゆったりと座席に座ります。
館内のちょうど真ん中のベストな位置です。
なぜか、あなたが座る席だけソファーのようになっていてふかふか。
カップルシートに1人で座っているような状態です。
さあ、いよいよ上映開始。
あなたの人生がスクリーンに映し出されました。
あなたが産まれてから今まで、
いろんな出来事が物語として上映されます。
あなたが産まれたとき、あなたを見つめるお母さんの様子…
あなたが幼いころ、ケガをして大泣きする様子…
小学生のころ、ひとりぼっちで歩く様子…
思春期に入り、はじめて異性を好きになったときの様子…
・
・
・
いいことも悪いこともさまざまな出来事が映し出されていきます。
そしてやがて、最近のあなたがスクリーンに映し出されます。
あなたの最近の日常がスクリーンに移り、
傷ついているあなたの表情や心の声が描写されるのです。
それを観ていると、物語としては素敵だと思いませんか?
いろんなことがあって、いろんなことを乗り越えてきて、そして今、ボロボロに傷ついて消えてしまいたくなっても必死に生きている主人公(あなた)。
その姿は美しいと思いませんか?
仮にその映画を、
目に見えない世界の天使たちが観ていたとしたら…
劇中のあなたは苦しいかもしれませんが、
目に見えない世界で観客としてあなたの人生を観ている天使たちは感動して涙を流しています。
苦しくてボロボロになっても生きるあなたの姿を観て、
「なんて素敵な映画なんだ!」と心震わせています。
逆に言えば、なんの苦労もないストーリー、
成功ばかりのストーリーには天使たちは飽き飽き。
たいしてヒットしていません。
実は、最近の天使たちが並ぶ映画館のヒット作は、
苦しさを必死に乗り越えていくストーリーなのです。
あなたは、世界に一つだけの物語を生きる主人公。
他の誰も体験できない、唯一のストーリーを主役で生きています。
苦しくてたまらないとき、ボロボロに傷ついて消えてしまいたくなるとき…
そんなときは、ヒット作になっているあなたの映画を想像して、
その想像上で天使たちと一緒に鑑賞しましょう。